20141127

“一生もの”などない。

母が昔使っていたミシンを借りて使おうとしたらエラー表示。
修理して使おうと思い、お店に持って行って見てもらったら「基盤のエラーですね、昔のものですし、部品もないので…仮に中古の基盤があったとしても何年も使える訳ではないので…」と言われてここでおしまい。
26年前の型なのでしょうがないかもしれないけれども、当時で数十万円もしたミシンだったのでなんだか納得いかない…!
同程度の機能のミシンは今だと幾らくらいですか?と聞いたら40万円だって!ぎゃ!買えるか!

なんだかとてもガッカリしてしまって、「ああ…この世に一生ものなどないのだな…」と強く実感。
思い起こせば、一生ものだと思って購入したあれやこれも、現在手元に残っているのってどれくらいかな…。いや、手元にあるだけじゃダメなんだ。使っているか、活用できているか、が重要。

それに、おばあちゃんになっても使うか?と考えるとかなり選択肢が狭まってくる。
やたら重い鍋だって、歳をとれば筋力も衰えて持てなくなって絶対捨てると思うし、洋服だって体型が変わったりするもんね。流行だってある。
家族が増えたり減ったりしたら食器の数も変わるし、割れない食器などない。

家電は20年も持たないし、部品の製造だって以外と消極的だ。新製品を買って欲しいのが企業の本音だろう。

もうこれからは「一生ものだから!一生使うから!」なんて理由で奮発したりしないよ。バブル時代に思春期を過ごすとこういう思考になるのかしらね。

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